こちらをお読みください。FIP再発、水頭症と戦うとも君(今までの経緯や治療についての概要)

<この投稿は2022年2月現在のものです>
2020年12月末                        保護猫とも君との生活スタート
2021年4月末〜9月末             FIPドライタイプ中後期神経症状あり治療(治療期間157日)
2021年12月22日                 FIP再発、水頭症、脳脊髄炎、併発の診断
2021年12月23日〜22年2月現在    FIP再発、水頭症、脳脊髄炎、治療中
 
2020年クリスマスイブに保護施設から我が家にやってきたも君(推定6歳)
姉と2人でとも君の世話をしております。
2021年4月末に致死率99%FIPドライタイプ中後期の診断を受けました。ぶとう膜炎を発症し、食欲も廃絶した状態からの治療スタートでした。歩行も困難な状態になり、24時間の介護が必要な状態になりました。FIP治療を未承認薬にて行い、2021年9月に治療を終了。157日という長い期間治療を頑張り、一時はできなかった走ったり(後遺症はあり)ジャンプが出来るまで(低い場所のみ)に回復しておりました。
 
その後、経過観察を行っておりましたが、2021年11月中旬ら治療終了時は改善していた神経症状が再発症し、ふらつき歩行、頻繁な転倒、ジャンプが出来なくなりました。かかりつけの先生と相談の結果、FIP再発以外の病気の可能性もあることを鑑み、大学病院で2021/12/22にMRI、脳脊髄液検査、CTを実施しました。参照:「MRI検査当日の流れ」
結果はFIPの再発、重度の水頭症と脳脊髄炎併発でした。治療しなければもって3週間の命かもしれないと宣告を受けました。(参照:「MRI検査結果」)この後、意識障害も始まり、私たちのこともこの後少しずつ認識できなくなる可能性もあると言われました。この脳圧状態で歩けていることは、病理的には信じられず、とも君の頑張りと奇跡から来ているとしか思えないと言われました
 
泣いて落ち込んでいる時間すらなく、2021/12/24から未承認薬でのFIP治療を再開しました。併せて水頭症の治療も行うことになりました。
 
治療計画やお薬についてはMRI検査を行っって下さった脳と神経症状のスペシャリストの先生とかかりつけの先生が話合いをしてくださり、決めてくださいました。私の方にもどのような薬を使うか、その副作用は何かなど詳細の説明がありました。
 
その際にFIPの再発治療はとても難しいこと、水頭症の併発により治療の難しさはさらに上がり、どこまで回復出来るかはわからないとも君の頑張り次第のところもあるし、私達、飼い主の先生との蜜なコミュニケーションも非常に大事になってくることを言われました。
 
とも君の薬の量や薬の種類は症状によって決めているため、私達は毎日先生にとも君の歩行動画、ジャンプが出来た日はジャンプの動画、ご飯を食べている動画、その他、体重、食欲、体調について細かく報告をしています。
 
現在はとも君は下記のお薬を注射または飲んでおります。(参照:  「1/1-1/5治療報告」

FIP再発➡︎ 未承認薬 1日1回注射   (2月より錠剤へ変更)

水頭症➡︎ イソバイトからダイアモックス(アセダゾラミド)へ変更、ステロイド 1日2回

その他のお薬➡︎ エネアラ(サプリ)、食欲増進剤

f:id:tomozou_fip:20220114002800p:plain

 

再発と水頭症の治療を始めてから約2週間後の年末にとも君は4ヶ月ぶりに30センチほどの高さのソファにジャンプをすることができました。

その後、今までできなかったことが少しずつ出来るようになっています。(参照:「出来るようになったこと(トイレ編)元気な猫ちゃんが当然のように出来る お座りや、トイレも、爪研ぎも、毛繕いもできませんでした。それも2022年1月現在は改善し、失敗をすることもありますが、段々と出来るようになってきています。

頭を揺らして歩くふらつき歩行水頭症の明らかな症状の1つですが、こちらも少しずつ改善をしております。(Twitter、インスタにたくさん動画をあげていますのでご覧ください)まだ起き上がり時や方向転換時はよく転倒してしまいますが、それでもこの短期間で自力でトイレに行き、自力でご飯を食べられるまでに回復したことはとても嬉しいです。

ただ、安心はできないと先生にも言われており、また神経症状が悪化することもあるかもしれません。投薬や注射がうまくできず落ち込んだり、とも君の体調がまだ落ち着かず一喜一憂しながらも、とも君の回復を信じ、投薬を頑張っています。もって3週間の命と言われた日は過ぎ、とも君は今日この日も私たちと一緒にいます。FIP再発治療は12週と言われておりますので、2022年3月末頃までの治療を予定しております。水頭症の治療もあるため、それより長くかかる可能性もあります。

 
とも君の経過については日々のTwitter、インスタグラムブログで報告をしております。