1ヶ月検診の結果

まずはとも君が行っている検査項目を紹介します。とも君はFIPに加え水頭症も併発しているため、通常のFIPの猫ちゃんとは検査項目が違うかもしれません。神経症状がありますので、神経症状が悪化していないかを毎回非常に時間をかけて行います。

 

<検査項目>

体重、尿、便の報告、毛艶、皮膚、関節、筋肉量の検査:触診で毛艶状態、皮膚状態から脱水状態、手足や首を動かして関節の動き、触診で骨の周りについている筋肉量が減ってないかの確認

 

神経検査:とも君を転がして起き上がりができるか、上から机に置いて足がきちんと前に出るか、同様に後ろ足がきちんと机につくか、詳細に確認

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運動機能検査:院内で歩かせたり、ジャンプをさせて確認

 

:とも君はブドウ膜炎発症がFIP診断のきっかけでした。よって、必ず毎回検査をします。機械を使って、眼圧と虹彩の確認。電気を暗くしての反応や目がモノを追いかけられるかもみます。

 

:外耳炎になると三半規管の異常からバランス感覚に異常が出ます。よって毎回見ています。

 

口内:脱水症状、貧血状態、口臭、口内炎などがないかの確認。とも君はご飯を食べる時にシャリシャリ音がなります。神経症状の1つだと考えられています。奥歯で鳴らしているのですが、手で押さえてもなるので、その改善をみます

 

血液検査:一般血液検査+血球、生化学検査(リンパ球や総蛋白、肝臓腎臓の数値など)

 

<とも君の結果> 神経症状は病院での検査に加え、先生に毎日提出しているとも君の歩行動画、ジャンプの動画などで先生が神経症状の改善を確認しています。これによってお薬の量を調節する必要があるためです。 神経症状の悪化はなく、運動機能も改善しているとのこと。歩行はまだふらつきがあり、改善が必要だが、どこまで改善できるかはわからない(後遺症として残る可能性があるため)

血液検査は今回は行いませんでした。なぜなら、通常のFIPの猫ちゃんが行う血液検査ではとも君は異常が出てきません。再発診断時も大きくFIPの再発を疑う項目はありませんでした。とはいえ、悪化することもあるため、通常1ヶ月に1回行っている血液検査は、1.5ヶ月から2ヶ月に1回行うことになりました。主にステロイドと利尿剤の副作用が出ていないかを確認します。とも君は、脳までウイルスが入り込んでしまっているため、MRIと脳脊髄液ないのタンパク質の量でFIPの進行を確認しています。しかし麻酔が必要で費用もかかるため頻繁には出来ません。今のところはとも君の日々の歩行やジャンプができるかなどで状態の確認をします。

その他上記の検査項目の異常はありませんでした。ただ、体重が1ヶ月で4.7kg->4.6kgに減っておりました。食欲はあるので、なぜ減ったのかが分かりません。先生曰く、利尿剤でおしっこの量が増えたため(1回の尿の量が増えています)その関連もあるかもしれないとのこと。引き続き自宅でも体重を測り経過観察します。利尿剤を飲んでいるため、脱水症状、ミネラル不足の副作用の懸念があります。今日は先生の触診で問題ないとのことでしたが、念の為、2週間後の血液検査で確認します。

 

<注意して自宅でみる項目>

摂取水分量、尿の色と量、体重

今日から3日間尿の色を先生に報告するように言われたので、写真に撮って提出します。体重の報告もします。

 

<次回注意が必要な血液検査項目>

肝臓、腎臓、ミネラルの数値