血液検査の結果
ブログの更新が久しぶりになってしまいました。
先週からクラウドファンディングの返礼をしておりました。
ようやうひと段落しました。
改めて本当に多くの皆様からご支援いただいたことに感謝しかありません。
皆様のお陰で今、とも君は治療を継続することができております。
最近のとも君についてご報告いたします。
とも君は2月5日に行った血液検査の結果があまり良くありませんでした。具体的には
- 肝臓の数値悪化(ステロイドの影響)
- 白血球数、リンパ球の減少(ステロイドやストレスの可能性もあるがFIP由来もあり)
-ヘモグロビンとヘマトクリットの若干の上昇(脱水症状の可能性あり)
FIPとして注目が必要なA/G比率、グロブリン、アルブミン、TP、SAA、α1AG、などは基準値でした。先生と相談し、下記の対策をすることになりました。
1. ステロイドの容量を減らして、白血球数、リンパ球の数値の改善があるか1ヶ月後に確認
2. サプリメント追加で肝臓の数値の改善
3. 脳圧降下剤を減らして、脱水症状と便秘の改善(これで改善しなければ、軟化剤ラクツロース)
胃腸に優しいドライフード、水分量を増やす、軽い運動を毎日するなど取り組んできたのですが、やっぱりとも君の便秘は続いており、便秘が悪化すると巨大結腸症という自分で排便できない状態に進行することがあるようで、1週間慎重に様子をみて先生に報告することになりました。お薬の投与も考えておりますが、副作用として腸がお薬になれてしまい、この薬がないと腸が動かない、量を増やさないと効かなくなるということがあるようで、投薬は慎重に判断が必要なようです。
病院では1ヶ月に1回の神経症状のテストや目や耳や皮膚の検査もしてもらいました。悪化は見られませんでした。神経症状は悪化はしてないようなのですが、最近は大好きな椅子にジャンプをしません。下から椅子の上を見上げてはいるのですが、しません。自信がなくなってしまったのか、やっぱり神経症状が先生のテストではわからなかったけど、本人の中では悪化していて違和感があるのか。先生と相談し、プロテインのサプリを少し追加してみることにしてみました。
改善点は短距離小走りを週に1回ほどするようになりました。主に排泄前後のハイの時です。
真っ直ぐは走れないですが、とも君が嬉しそうに走っている姿を見るととても嬉しいです。
引続き、投薬と毎日のとも君の観察を頑張っていきたいと思います。
とも君の現在のお薬💊
- FIP未承認薬
- 脳圧降下剤
- ステロイド
<サプリメント>
- エネアラ
- プロテイン
- 肝臓用サプリ liver fit
便秘について
クラウドファンディング達成&終了のお知らせ
本日1/31をもってクラウドファンディングが終了いたしました。
たくさんのご支援、応援、拡散本当に有難うございました。
一人では達成できなかったこと、皆様の応援がとても力になったこと、強く感じております。12/22実施予定のMRI検査代の15万円がその日までに集まることを目標に12/10から直接支援を募り、12日間でその金額を達成することができました。
皆様のご支援で無事に検査代を支払うことができました。その後も少なかったフォロワーの方も増えて、多くの方にとも君のことを知っていただけるようになり、ご支援も集まるようになりました。Twitterとインスタでご支援のお願いをしてきましたが、Twitterでは毎日沢山の方にリツイートをしていただき、インスタでは毎日沢山の方にストーリーズでご紹介いただきました。
スタートから終了日の50日間1日も欠かさずリツイート、ストーリーUp下さった方も多くいらっしゃり、本当に大きな力となりました。
何度もご支援をくださった方もいます。通りすがりですが、とも君の動画を見て元気をもらえたのでご支援いたします、と言ってくださった方もいます。
皆様のお心遣いや応援が集まって達成となりました。
とも君のFIP再発治療は未承認薬84日間連続投与となりますので、3月中旬までを予定しております。水頭症の治療はそれより長く続くと思われます。
難しい治療をしているので、今後もまだ何があるか分かりません。安心ができない日々が続きますが、これからも前向きに真剣に治療と向き合っていきたいと思います。
クラウドファンティングは終了しましたが、直接のご支援をもし今後も申し出てくださる方がいらっしゃればDMをいただければと思います。
今日からお薬が注射から錠剤に代わり、お薬代が1日2万円ほどになります。
今後もSNSとブログは続けますが、少し頻度は減らそうと思います。
自分の時間と健康(目と手の酷使^^;)も削りながらやってきたところもあるので、とも君との時間、自分の仕事や健康を第一に、無理をせず長く継続できることを目標にやっていきたいと考えております。
リターンの発送は2月後半を予定しております。
1/21 Upの記事「クラウドファンディング達成のお知らせ」も合わせてお読み下さい。
重ねてになりますが、ご支援、応援、拡散くださった皆様に心より御礼申し上げます。
2022年2月1日 智蔵&智蔵ママ
PS ブログTop画面にクラファンのお知らせなど貼ってますが、後日更新します。
1/15 - 1/26 治療報告 (FIP再発水頭症治療22-34日目)
1ヶ月検診を先日終え、先生からは引き続き、脱水症状には注意するように言われています。
食欲はあるのですが、体重も100g減ってしまったので、そこも引続き見守っています。
前回の治療報告からできるようになったことは、ジャンプが歩行の一連の流れでできるようになったこと、階段昇降 です。今までのジャンプは立ち止まって上を見上げて、1,2,3ではい、ジャンプ〜という感じだったのですが、最近は、歩いてそのままスムーズにジャンプします(なので動画を撮ろうにも逃してしまうことが多いです)
<お気に入りのご飯が出てくるのをじっと待つとも君>
階段昇降も段々と素早さが増しているので、先生がそろそろ走れるのではないかということです。とも君が走るところは4ヶ月ほど見ていないので、また見れたらいいなと思っています。食欲が出てきたので、注射から錠剤への切り替えを予定していましたが、体重が減ってしまったので、また一旦保留になってしまいました。毎日の注射は飼い主にもとも君にも精神的な負担が大きいため、出来たら治療の後半は錠剤に切り替えができるといいなと思っています。ただ、最近のとも君は足の力が出てきたので、錠剤を飲ませようとすると足をドタバタさせて、私のモモを蹴ってきます。元気が出てきたのは嬉しいことなのですが、今までほぼ失敗をしたことがなかった投薬に苦戦する日が続いています。それでも暴れたりはしないので、先生からはこんなに投薬も注射もしやすい猫ちゃんはいないと言われます。とも君の協力があってこそこの治療を続けられています。
ステロイドの量も少しずつ減らしています。まだ折り返し地点にも来れてないですが、引き続き治療と真剣に向き合っていきたいと思います。
1ヶ月検診の結果
まずはとも君が行っている検査項目を紹介します。とも君はFIPに加え水頭症も併発しているため、通常のFIPの猫ちゃんとは検査項目が違うかもしれません。神経症状がありますので、神経症状が悪化していないかを毎回非常に時間をかけて行います。
<検査項目>
体重、尿、便の報告、毛艶、皮膚、関節、筋肉量の検査:触診で毛艶状態、皮膚状態から脱水状態、手足や首を動かして関節の動き、触診で骨の周りについている筋肉量が減ってないかの確認
神経検査:とも君を転がして起き上がりができるか、上から机に置いて足がきちんと前に出るか、同様に後ろ足がきちんと机につくか、詳細に確認
運動機能検査:院内で歩かせたり、ジャンプをさせて確認
目:とも君はブドウ膜炎発症がFIP診断のきっかけでした。よって、必ず毎回検査をします。機械を使って、眼圧と虹彩の確認。電気を暗くしての反応や目がモノを追いかけられるかもみます。
耳:外耳炎になると三半規管の異常からバランス感覚に異常が出ます。よって毎回見ています。
口内:脱水症状、貧血状態、口臭、口内炎などがないかの確認。とも君はご飯を食べる時にシャリシャリ音がなります。神経症状の1つだと考えられています。奥歯で鳴らしているのですが、手で押さえてもなるので、その改善をみます
血液検査:一般血液検査+血球、生化学検査(リンパ球や総蛋白、肝臓腎臓の数値など)
<とも君の結果> 神経症状は病院での検査に加え、先生に毎日提出しているとも君の歩行動画、ジャンプの動画などで先生が神経症状の改善を確認しています。これによってお薬の量を調節する必要があるためです。 神経症状の悪化はなく、運動機能も改善しているとのこと。歩行はまだふらつきがあり、改善が必要だが、どこまで改善できるかはわからない(後遺症として残る可能性があるため)
血液検査は今回は行いませんでした。なぜなら、通常のFIPの猫ちゃんが行う血液検査ではとも君は異常が出てきません。再発診断時も大きくFIPの再発を疑う項目はありませんでした。とはいえ、悪化することもあるため、通常1ヶ月に1回行っている血液検査は、1.5ヶ月から2ヶ月に1回行うことになりました。主にステロイドと利尿剤の副作用が出ていないかを確認します。とも君は、脳までウイルスが入り込んでしまっているため、MRIと脳脊髄液ないのタンパク質の量でFIPの進行を確認しています。しかし麻酔が必要で費用もかかるため頻繁には出来ません。今のところはとも君の日々の歩行やジャンプができるかなどで状態の確認をします。
その他上記の検査項目の異常はありませんでした。ただ、体重が1ヶ月で4.7kg->4.6kgに減っておりました。食欲はあるので、なぜ減ったのかが分かりません。先生曰く、利尿剤でおしっこの量が増えたため(1回の尿の量が増えています)その関連もあるかもしれないとのこと。引き続き自宅でも体重を測り経過観察します。利尿剤を飲んでいるため、脱水症状、ミネラル不足の副作用の懸念があります。今日は先生の触診で問題ないとのことでしたが、念の為、2週間後の血液検査で確認します。
<注意して自宅でみる項目>
摂取水分量、尿の色と量、体重
今日から3日間尿の色を先生に報告するように言われたので、写真に撮って提出します。体重の報告もします。
<次回注意が必要な血液検査項目>
肝臓、腎臓、ミネラルの数値
クラウドファンディング達成のお知らせ
FIPドライタイプ中後期の症状について
SNSを始めてから、多くの方にFIPの治療や症状についてご相談のDMが来るようになりました。何か一つでもとも君の記録の中でFIPで戦う猫ちゃんの参考になるものがあればいいなと思います。良く質問を受けるのが、このような症状があるんですが、とも君にはありましたか? といったものです。なので今日は、とも君のFIPドライタイプ中後期(治療中から神経症状あり)の症状についてまとめておこうと思います。
<写真向かって右目が初期のぶどう膜炎。初めて病院に連れて行った時。目が曇っているのがわかります。この後さらに目が曇っていきました>
とも君はぶどう膜炎から始まりましたが、最初に行った病院では前からこんな色だったのではないですか?と言われ、検査すらしてもらえませんでした。薬も出ませんでした。その後、だんだんと食欲が落ちてきて、やっぱり何かおかしいと感じ、セカンドオピニオンで尋ねた先生にFIPドライタイプの疑いがあると言われました。先生は口の中を色々検査して、この子はご飯を食べる時に顔を傾けて口をシャリシャリ言わせませんか?と聞かれました。私と姉は「え?」となり、我が家に来た時からそうだったけど、癖なのかな?歯が悪いのかな?くらいに思っていました。先生に、それは神経症状の一つです、と言われました。今となればとも君のFIPドライタイプの症状はかなり前から出ていたことになります。コンクリートを舐めるのもおかしいなあとは思っていましたが、これがFIPドライタイプの症状だと気付いたのは大分と後からです。
<飼い主が気付きやすい FIPドライタイプに見られる症状>
*ご飯を食べる時の顔の傾き、シャリシャリ音
*コンクリート、タイル、猫砂、ビニール袋などざらざらしたものを舐める
*食欲不振(Wetフードしか食べなくなる➡︎チュールしか食べない➡︎何も食べない)
*ずっと気持ちが悪そう
*寝ている時間が多い
<飼い主が気付きやすい初期の神経症状>
*ジャンプを躊躇う(なんとかジャンプはできるけど前ほどスムーズにできてない)
*走らなくなった
*高いところに行かなくなった
*何もない場所でつまづく(滑っただけかなと思っていた)
*方向転換、起き上がり時にふらつく
*頭が揺れるような素振り、揺れて歩く、ご飯を食べるときに頭が揺れる
とも君の治療期間が長いこともあり、多くのFIPドライタイプの猫ちゃんの症例を見てきました。Facebookで海外の症例も日々チェックしているので、上記の症状は多くの猫ちゃんがドライタイプの症状としてあげていたものです。他の症状もあるかもしれませんので、色々な飼い主さんや先生に聞いてみていただくのが良いですが、とも君にも上記の症状がありました。また血液検査も重要な診断の判断材料なので、そこは先生にしっかり見てもらうのがいいです。ただ、異変については、動物病院の先生より、飼い主さんの方が毎日自分の猫を見て気付いていたり、他のFIPの猫ちゃんの飼い主さんと繋がって、たくさんの情報共有をされ、情報を持っていることがあります。もちろん専門的な先生のアドバイスと判断が一番だと思います。
何かおかしいと思ったら、もちろん病院で先生に見てもらいのがいいですが、合わせてSNSで同じような症状で投稿されている方がいたら、聞いてみるのもいいと思います。
これはとも君がFIPドライタイプ中後期と診断された時の症状です。再発なのではないかと気づき始めた異変についてはまた別で投稿をあげたいと思います。
1/6 - 1/14 治療報告 (FIP再発水頭症治療13-21日目)
神経症状
ふらつき歩行:だいぶんと改善をしてきています。起き上がり、方向転換時にはまだ頭が揺れて転倒をすることがありますが、一度歩き出したら止まらず長い距離を歩けるようになりました。治療前は3歩を歩いて尻餅または転倒でした。
お座り:綺麗にできるようになりました。座ってご飯が食べられるようになりました。お腹が空くと上を見上げてにゃーと鳴いてくれます。これは全くできてなかったことです。頭を上にあげると必ず後ろに転倒しかかりますが、後ろに行けないので、横に転倒していました。
ジャンプ:30センチの高さのソファーには問題なく出来ている。50センチの椅子は躊躇ってやめる時とできる時があります。
トイレ:転倒がなくできるようになっています。
毛繕い:転倒がなくできるようになっています。
<お座りしてご飯が食べられるように>
先生からのコメント:歩行は良くなってきていますが、まだ歩行時の足の開き、起き上がり時の転倒は改善が必要です。首が据わってきたことで頭の揺れが改善され、お座りもできるようになりました。ジャンプは1週間前より躊躇なく出来るようになっていますね。本人に自信がつけば、もう少しジャンプするようになるでしょう。
その他
食欲は1/12頃からようやく戻ってきました。食欲増進剤を飲ませていたのでその効果かもしれません。まだ食べムラがあるのでしっかり見ていきたいと思います。1/13 下痢嘔吐あり。(考えられる原因と対応については以下に記載)体重は少しずつ戻りつつあり、治療前の元気な時4.8kg に対し、治療スタート時4.7kgまで落ち、今は4.7kg前半をうろうろしています。
お薬状況
FIP➡︎未承認薬
水頭症➡︎ステロイド(1/15より0.75mg/kg)、アセタゾラミド(利尿剤)
サプリ➡︎エネアラ
1/15よりステロイドの量を1mg/kgから0.75mg/kgに減らすことになりました。ステロイドには免疫抑制作用があるため、FIPを未承認薬で治療している猫ちゃんはステロイドを飲ませている場合は徐々に減らしていく必要があります。
とも君は脳に溜まった水を排出するため、アセタゾラミド(利尿剤)を飲んでいますが、このお薬の副作用として脱水症状、ミネラルの低下があります。脱水を避けるために、水分が多めの食事にし、お水を多めに飲ませるように先生に言われています。投薬時にもシリンジで多めのお水を与え、また毎日首の皮膚を持ち上げて脱水症状になっていないかの確認を自宅でしています。食欲が戻ってきたので、1/11から水分多めのWet Foodを今までのものに加えたところ、1/13に下痢と嘔吐をしました。原因はおそらく食事内容によるものか、またはアセタゾラミドの副作用ではないかとのこと。少しWet Foodの量を減らすことにしました。風邪の症状がもし出始めたり、食欲、元気さが落ちればすぐに病院へ来てくださいと言われています。数日は様子を見ています。
来週は通院をし(下痢が続けば早めに)、ステロイド、利尿剤の副作用が出ていないかの確認をすることになっています。具体的には血液検査で腎臓肝臓の数値、ミネラルの数値、脱水症状の確認を行います。全体的なとも君の体調、神経症状の確認も行います。総合的な結果を見て、今後のお薬の量も決めていきます。
(神経症状の確認中。動画ではありません↓)
先生からの総合コメント:まずは食欲が完全に復活し、安定すること。これが何より大事。体力もついて、お薬も効いて手足にもっと力が入り、首が据わってくれば、ジャンプも安定してできるようになるでしょう。水頭症の改善はMRIと脳脊髄液での検査でしか正確な判断はできないため(何度もできる検査ではない)、日々の神経症状の緩和で判断していくしかありません。引続き自宅で神経症状を見守り報告をしてください。再発のため、症状緩和改善までに通常より時間はかかりますが、治療開始20日目としては順調です。難しい治療をしているため、まだ何が起こるかわかりません。油断はせず、しっかり治療していきましょう。
<追記>
とも君が飲んでいるアセタゾラミドというお薬は水頭症の脳圧降下剤のお薬としては一般的ではありません。以前の投稿にも載せているイソバイトというお薬が一般的です。しかしとも君はそのお薬がどうしても飲めませんでした。毎回必要量の半分も投薬できませんでした。シロップでとても不味く(先生が味見)口に入れると吐き出します。体がお薬まみれ。注射や他の薬も多いとも君にこれ以上の投薬ストレスは逆効果だと考え、かかりつけ医が脳専門の先生と相談の上、錠剤があるこちらのお薬でやってみることにしました。
こちらをお読みください。FIP再発、水頭症と戦うとも君(今までの経緯や治療についての概要)
FIP再発➡︎ 未承認薬 1日1回注射 (2月より錠剤へ変更)
水頭症➡︎ イソバイトからダイアモックス(アセダゾラミド)
その他のお薬➡︎ エネアラ(サプリ)、食欲増進剤
再発と水頭症の治療を始めてから約2週間後の年末にとも君は4ヶ
その後、
頭を揺らして歩くふらつき歩行は水頭症の明らかな症状の1つですが、こちらも少しずつ改善をしております。(Twitter、インスタにたくさん動画をあげていますのでご覧ください)まだ起き上がり時や方向転換時はよく転倒してしまいますが、それでもこの短期間で自力でトイレに行き、自力でご飯を食べられるまでに回復したことはとても嬉しいです。
ただ、安心はできないと先生にも言われており、また神経症状が悪化することもあるかもしれません。投薬や注射がうまくできず落ち込んだり、とも君の体調がまだ落ち着かず一喜一憂しながらも、とも君の回復を信じ、投薬を頑張っています。もって3週間の命と言われた日は過ぎ、とも君は今日この日も私たちと一緒にいます。FIP再発治療は12週と言われておりますので、2022年3月末頃までの治療を予定しております。水頭症の治療もあるため、それより長くかかる可能性もあります。
MRI検査から3週間が経とうとしています
約3週間前の12/22、FIP再発と水頭症の併発を言い渡された保護猫とも君。
MRI検査と脊髄液の検査結果を見ながら、私達は先生にこう言われました。
- 何もしなければ3週間くらいの命
- それまでに意識障害が始まり私達の事を理解出来なくなる
- この脳の状態で今歩けているのは奇跡
- ジャンプはもう出来ないかもしれない
頭が真っ白になりました😭😭😭 何か質問がありますか?と聞かれたけれど何を質問したらいいのかすら分かりませんでした。どん底まで突き押されましたが、泣いている時間もないと分かり、次の日には病院からFIP再発治療に必要な未承認薬を受け取り、治療を始めました。水頭症の治療に必要なお薬は病院では常備がなく、先生が前の晩に注文をしてくれていました。微かな希望から治療を再開しましたが、年末にかけて食欲もほぼなくなり、誤嚥を繰り返し、入院もしてもうダメなんだろうか、と希望を失いかけました。
でもとも君は元旦に落ち込んでる私の膝にジャンプしてきてくれました。いつもいつもとも君に励まされてばかりの私。
今日のとも君はクリクリお目目で私を見上げ、大好きな椅子に100点のジャンプをしました💮㊗️💯 昨日まではソファーにジャンプしてでしか行くことができなかった50センチの高さへの椅子のジャンプ。今日も出来ることが1つ増えました👏
特に寝ている姿勢からの起き上がり時はまだ転倒が多いし、ふらつき歩行はまだまだ改善が必要だし、食欲もまだ完璧でありません😢 再発治療は難しいと言われているし、しかも水頭症併発。何も安心はできません。
でもお薬が効いて、少しずつ改善しています😸
先生には毎日とも君の歩行やジャンプの動画を見てもらい、体重、食事の量、元気さなど様々なことを報告しています。特に水頭症のお薬は脱水症状などの副作用も懸念されており、毎日飲んでいるお水の量も測って報告しています。投薬量は症状によって微妙な調整をしています。適切なお薬を適切な量でとも君に投薬するために私の日々の報告も重要ですし、先生もとても協力してくださっています。
応援してくださる皆様、病院の先生方、皆様の応援や援助があって、とも君はここまで来れました。心からお礼申し上げます。皆様から頂く多くの応援メッセージやお言葉が私の大きな支えです。
クラファンは残り20日となりました。こちらも最後まで頑張ります。いつも拡散してくださる皆様にも感謝しております。私一人では到底届けられない多くの方にとも君のことを知っていただけました。
出来るようになったこと(トイレ編)
とも君はFIP再発水頭症治療を始めてから2週間強で色々な事ができるようになりました。
各動画はインスト、Twitterへあげていますのでご覧いただけると嬉しいです。
1. 30㎝高さのソファーへのジャンプ(4ヶ月ぶり)
2. お座り(2ヶ月ぶり)
お座りができないため、ご飯は寝たママで食べるしかありませんでした。座ろうとすると前足がビヨーンと前に行ってしまい、座れませんでした。
3. 毛繕い(2ヶ月ぶり)
4. 自力トイレ(2ヶ月ぶり)
5. とも君的には長距離連続歩行 (2ヶ月ぶり)
この中で一番嬉しいのは実は自力トイレ🚽です。
お座りが出来ないため、トイレで気張ることが出来ませんでした。
気張ろうとすると力が入らない前足がずりずりと前に行ってしまい寝た姿勢でしかトイレが出来ませんでした。体が砂や排泄物だらけになることもしばしば😭
それでも自力でトイレに行ってくれるだけでもありがたかったのですが、毎回倒れないように体を支えてあげて何とかうんちをしていました。
昨日からうまく座れるようになったとも君は今朝はとても良い姿勢でトイレをすることが出来ました👏
その姿を見て、姉と とも君が自分でトイレできてる‼️と朝から大騒ぎ😅
猫ちゃんにとってトイレって結構体力がいる事なんですよ、以前病院の先生にそう言われました。体のバランスも取れてないと出来ないですよ、と。
神経症状の1つに排泄障害があります。とも君は再発前の治療の時もなんとかトイレだけは自力で行けていました。
何度転んでも立ち上がってトイレまで歩いていました。トイレを寝場所のすぐ近くにしたこともありましたが、先生に歩こうとする時は歩かせたほうがいい、そうでないと筋力が落ちてますます歩けなくなるとアドバイスをいただいていたので、サポートをしながらトイレだけはなんとか自力でしてくれていました。
こちらは今朝のとも君のおトイレの様子です。まだ少し体が斜めで完全なお座りスタイルはできていませんが、左右にも前後にも倒れることなく、サポートなしで自力でトイレをすることが出来ました。
猫ちゃんにとって当たり前だと思っていたこと、ご飯をきちんと食べること、座れること、毛繕い、ジャンプ、歩くこと、その全てがうまく出来なくなってしまったとも君ですが、それでも少しずつ少しずつ自分のペースで頑張っています。
次は何がうまく出来るようになるかな。
<今後の改善点>
まだ食欲が満点ではない(体重増加も必要)
元気さも足りないです。寝ていることが多いです。
ふらつきもまだあるのでしっかりした足踏みで歩けるようになってほしい。
ジャンプも高い場所は望みませんが、大好きな椅子にはジャンプできるようになるといいな。
でもあんまり欲張らず、とも君のペースでゆっくりでもいい、少しずつでも良くなって行ってくれると嬉しいです。
お写真の通り、とも君のトイレは高さが低く大きさも大きいです。カバーを取っていて、これ以上の高さだと超えることが出来ない為この高さです。寝そべり排泄だったので、大きさもこれくらい必要です。
1/1-1/5 治療報告
元旦にジャンプを披露してくれたとも君。その後の治療や状況について報告させて頂きます。
FIP再発-> 未承認薬 注射で続行
水頭症-> イソバイトからダイアモックス(アセダゾラミド)へ変更、ステロイド
<その他のお薬> エネアラ、食欲増進剤
<食欲>まだ自分からガツガツとは食べてくれず、食べムラがあります。3日に一度食欲増進剤ミルタザピンを飲ませています。先生は2-3日効果が続くからと言うことなのですが、初日は食欲が若干出てそのあとはまた停滞気味です。病院では、ミルタザピンを耳に塗ってもらっています。これは効果があります。耳に塗ってもらった後に病院から帰宅すると大体食べてくれます。ただこの耳に塗る軟膏は日本では流通しておらず、先生が海外から輸入されています。その理由もあり、処方はしてもらえません。なので、病院へ行った時は塗ってもらっています。
<元気さ>まだ寝ていることが多く特にお薬の後は数時間意識を失ったように寝ています。もう少し活力が戻るといいなあと。
<歩行、ジャンプ>
30センチくらいの高さのソファーには毎日ジャンプをするようになりました。とも君がFIPになる前にいつも座っていた椅子があることはお伝えしましたが、その椅子に行きたいので、まずはソファにジャンプしてから、移動しています。椅子は高さが50センチはあり、その高さにはまだジャンプが出来ません。私が励ますと頑張る時もあるのですが、尻込みしてしまうことの方がまだ多いです。歩行についてはふらつきはましに思えます。下がっていた頭も大分と上がるようになってきましたが、こちらも日によって調子が悪い日があり、ふらふら転倒してしまう時もあります。
お薬についてですが、FIPの未承認薬は以前、注射から錠剤への変更ができればと書きましたが、昨日先生と話し合って、そのままもうしばらく、注射続行となりました。ジャンプはでき始めましたが、食欲のムラもあり、もう少ししっかり安定してから錠剤への切り替えは考えることになりました。
水頭症の方ですが、イソバイトという苦いシロップのお薬を飲ませていました(飲ませようと試みていた)先生が味見をして、これはまずい!人間でも吐き出す、、ということでした。1日の摂取量も多く、とも君にこれを飲ませるとその後気持ち悪そうにしてますます食欲が落ちてしまう。もとより吐き出すので、半分も飲ませられないまま体がシロップでベチャベチャに。。先生が他の先生にも相談してくださって、代替となるお薬を探してくださり、ダイアモックスというお薬を試すことになりました。こちらは錠剤での用意があるとのことです。こちらもまた海外から輸入です。そして、脱水症状とミネラルの低下が副作用としてあるため、気をつけながら投薬をしていきます。昨日脱水症状になってないかの自宅での確認方法は2つ教えてもらってきました。海外からお薬が届き次第スタートします。
まだまだ状態が安定したという時期には入れておりません。引続きの良化を目指して頑張っていきます。
クラウドファンディングについて
いつもとも君を応援してくださっている皆様
今日でクラウドファンディング(12/13スタート終了予定1月末)の中間の日となりました。とも君のFIPの治療を始めたのは昨年の4月末でした。最初はクラファンを考えた時期もありましたが、とも君の治療費は自分達で払うのが当然だと思い、また神経症状を発症したとも君の治療は想像以上に過酷で、24時間姉と交代で介護の日々も短くはなかったので、余裕すらなくクラファンはしませんでした。元々とも君を保護シェルターから引き取った際に何かあった時のためにと貯金をしていたものを崩し、治療費に充てました。それでも足りず、家にあるお金に替えられるものは売ったり、私は在宅で本業以外に翻訳の仕事を始めたりしました。
再発となってしまって、どうやってこれから治療費を払っていこうと考えました。その時にある方のクラウドファンディングのページを読んで、(希少動物の治療活動のためのクラファンだったのですが)、私が知らないことが沢山書いてあり、勉強になったし、こういう世界があるのだと視野が広がりました。資金集めだけではない、多くの方にこの活動知っていただきたいというメッセージがこもったページでした。
私は今までクラファンは資金集めのだめだけのものと考えているところがありました。そうじゃない、このFIPという難病と戦い、再発をし、水頭症も併発したというとも君のことを多くの方に知ってもらうことがクラファンのもう一つの意味なのではないかと考えが変わりました。そして多くの方に応援してもうことで、この恐ろしい病気と戦う上での大きな力になると考え始めました。とも君はFIP治療の中でも非常に難しいケースで、成猫。SNSを調べても同じようなケースの方は見つかりません。だからこそ、今後もし同じような症状に悩まれた方が現れた時に何かの助けになるかもしれない。そしてより多くの方にこの病気のこと、治療のことを知ってほしいと思いました。猫ちゃんを飼われている方にはもちろんそれ以外の方にももし万が一周りで同じ病気にかかったという声を聞いた時に、「そういえばとも君っていう子がその病気と戦っていた(過去形であると願いたいです)」と思い出してもらえるかもしれない。
SNSはほぼやったことがなく、苦手意識しかなかったですが、やってみようと思い、きちんととも君の闘病の記録を残すために、ブログもしようと、決めました。必死でクラファンページやブログを作成し、2日で開設までもっていくことが出来ました。
クラファンを始めて、今半分、一番思うことは、皆様から頂いているのはお金の支援だけではないということ、お金と一緒に乗っているとも君を応援してくださるお気持ちが1番の励みになっているんだとクラファンを始めて気づきました。きれい事を言ってと思われる方もいるかもしれませんが、皆様のお気持ちが本当に嬉しいのです。SNSで出会った方、素敵な方ばかりで、お会いしたことがないですが、皆さんがすぐ近くにいて応援してくださっているそんな気持ちになります。
よく少しの支援で申し訳ありません、と言って下さるのですが、私はとも君のことを気に留めてくださった、それだけでももう本当に嬉しいのです。
ご支援下さる方、私がツイッターにポストする度にリツイートして下さる方、インスタのストーリズで私に変わって毎日拡散くださる方、皆様に心から感謝いたします。
昨日は、フォロワーさんの一人でいつも応援くださっている方が、私の家のすぐ近くにあるお寺に初詣に来られると連絡が。フォロワーさんに初めてお会いすることが出来ました。とも君のこと沢山知ってくださっていて、私があげている投稿をこんなに見てくださっているんだと胸が熱くなりました。
私はいつもとも君に話しかけています。「とも君、たくさんの方が応援してくれているよ。頑張ろうね、カッコいいジャンプまたみんなに見てもらおうね!」って。
クラウドファンディングのページ一生懸命作りました。より多くの方に見ていただけると嬉しいです。
姉が戻りました。
姉妹でとも君の世話をしていることは以前にもお伝えしましたが、姉は年末年始に両親がいる実家へ帰省いたしました。両親も高齢のため、普段二人でできないことがあり、私たちのいづれかが帰省する際には手伝って欲しいことをリスト化しています。なので姉も年末年始は実家のお手伝いでそんなにゆっくりは出来てないと思います。お正月はいつも2人で帰省していましたが、今回は姉だけ。両親にも寂しい思いをさせてしましました。
私の大好きな風景。また実家にも戻りたいです。
私たち姉妹の性格は正反対で、姉はパイペースで楽天的、決断力があります。私は心配性で気になることがあると他のことが手につかないようなタイプ。この2人の性格が違うことがとも君の治療には役立っています。心配性な私は色々なことをとことん調べるタイプ。先生にも色々な質問をして。そしてとも君の少しの変化にもよく気づく。 姉は決断力があるので、私が調べてきた情報や先生の話を聞いて、治療方法などについて潔く決断ができる。
昨日帰省した姉が、明日は近くの温泉にでも行く?と誘ってくれました。年末年始に出かけることもできず(というか12月に入ってからとも君の病院とコーナン以外ほぼ出かけてない)、ずっととも君の側にいたので、少しは気分転換したほうがいいよ、との気持ちだったようです。行きたかったのですが、朝からとも君の食欲がなく、ご飯と格闘していると出かけるタイミングを失ってしまいました。とも君の調子が安定したら今年は少しでも自分の時間を持つことが目標です。
2022年 元旦の奇跡!
2022年、にゃんにゃん年ですね。とも君は少しずつですが食欲を取り戻してきました。まだ柔らかいご飯ばかりで、量もいつもの7割くらいですが、それでも食べる意思を見せているので、これから少しずつ改善していくと思います。
そして、元旦の夜、奇跡が起こりました。私が椅子に座ってPC作業をしているといつものお気に入りのベットで寝ていたとも君がむくりと起き出して、こちらに向かって歩いてきました。ふらつきながらなんとか私の足元に到着し、上を見上げていたので膝に来たいのかな?と思って抱き抱えようとした瞬間に自分でジャンプしてきました。えええーーー!!! 今、あなたジャンプしましたよね?そしてジャンプの後には大きな声で 「にゃー!」(僕ジャンプできたよ!) 私は ブログのタイトルも 〜ジャンプできる日を夢見て〜、とは書いてますが、先生にもうジャンプは無理かもしれないと言われたので、諦めも半分出ていました。歩けてることも奇跡と言われたとも君、どこまで私たちの予測を裏切って頑張ってくれるんだろう。とも君がジャンプをする時は前もそうでしたが、必ず、私の膝に来たい時なんです。その後に今度はソファーにもジャンプ出来ました。未承認薬で治療を始めて11日目のことでした。未承認薬の効果と応援してくださる沢山の方からのパワーが全部とも君にのかってジャンプをすることが出来たんだと思います。元旦に神様が特大のお年玉くれました。
<椅子にジャンプできたとも君>
ふらつき歩行の方は若干は改善し、転倒は減りましたが、やっぱり、方向転換時や起き上がり時にはまだ転倒しています。水頭症(脳圧が高い)症状の現れとして、歩行時に頭が下がるのです。体より頭だけが下に下がった状態で歩きます。これがまだ残っていて、今後 お薬の効果で脳圧が下がれば、頭も上がってきて、ふらつきも改善すると思います。
とも君のふらつきが若干でも減ったことで、ようやくまとまった睡眠が取れるようになりました。少しだけ、私も楽になれました。まだまだこれから試練はやってくると思います。FIP再発と水頭症なので、難しい治療になると言われています。それでもとも君の頑張りを見るとよし!私も頑張ろう!って思えます。
ここに動画が載せられない(すみません、まだYou Tubeを公開できておらず)ため、とも君のジャンプ動画はツイッターもしくはインスタでご覧いただければと幸いです。
https://twitter.com/EikoTamaru/status/1477405520936194049
https://www.instagram.com/p/CYN9BfCven_/
追記:
とも君が歩き出すと私は一瞬たりとも目が離せません。家の中は転倒してもいいように柔らかマットで敷き詰められていますが、それでも万が一があるので。先生はとも君が歩こうとしている時はなるべく歩かせた方がいいと。全く歩かないと筋肉もどんどん落ちていく。だから歩かせて、転倒してもいいように配慮する、これがベストだと。最初に歩けなくなった頃は、とにかく不安ですぐに手を差し伸べていました。でもそれだと頑張って歩こうとしているとも君の意思を奪っているのでは?と考えるようになり、今の見守りスタイルに変わりました。私は在宅勤務をしているので、仕事をしながらもとも君を見守れるのですが、問題はオンライン会議中です。ビデオ会議中にとも君が歩き出して、何度も中断するということがありました。幸い、上司も同僚もとも君のことを知っていて応援してくれていることが本当にありがたいです。特に私の上司は保護猫2匹を昨年から飼い出しており、とも君と私の一番の理解者です。このありがたい環境を当然と思わず、感謝することを忘れないようにしたいと思います。